住宅基礎天端工事の工程短縮と仕上がり品質の安定をめざした、
当社オリジナルの製品です。
施工に応じて取付方法が選べる3タイプをご用意しております。
製品の特長
- 見やすい目印となっているので、より正確に早く打設することができます。
- レベル出しの調整方法がネジ式のため微調整が簡単です。
- ワンタッチ方式では道具不要で簡単に取付けできます。
型枠設置後でも取付可能です。 - 天端のレベル出しを行えば、コンクリート打設用のレベル出しはいりません。
(レベル出し作業が1回で済みます)
専用ドライバー
専用ドライバ-をお使いいただくと、
レベルの調整が楽な姿勢で簡単に行えます。
製品名 | 全長 |
---|---|
ドライバーL | 710mm |
ドライバーS | 445mm |
※専用ドライバ-には気泡管が付いています。
写真の受光器とホルダーは付属していません。
<使用例>羽根部を回して、天端レベルの調整を行います。
NSP天端オート調整ドライバ-「ぴたドラ」の先端に装着して使用します
固定用つまみネジを取り外します。
先端の「天端ターゲット用ビット」を引き抜きます。
「ぴたドラ」に付属の「天端ビス用ビット」を差し込みます。
固定用つまみネジを取り付けて固定します。
アタッチメントに付属の六角レンチを使い、止めねじを締めて固定して下さい。
しっかりと固定されているか、再度ご確認ください。
固定完了。ご使用ください。
ご使用方法
施工に応じた取付
ワンタッチ縦筋取付
鉄筋の凹部に4段形状のハメ込み部を合わせて手で押し込みセットします。
ワンタッチ主筋取付
上から手で押し込み主筋にセットします。1個の製品で縦筋のD10とD13に対応できます。
D10・D13兼用
手で仮固定したあとレンチで増し締めをします。強く締めすぎると製品が破断する恐れがありますのでご注意下さい。
天端レベルの調整
羽根部を回して、天端レベルの調整を行います。
コンクリートの打設
コンクリ-トを羽根部まで打設します。
天端レベリングの
流し込み~完了
天端レベリングを製品先端まで流して完了。
施工例
製品脱落防止のため1. 仮止め → 2. 固定の作業手順は必ず守ってください。
取付間隔は600mm(推奨)が目安です。
スタッフをあて、布高さより10mm短くし、仮固定を行う。
レベルポインターの被り厚み用目盛を目安にし、仮固定を行う。
レンチで増し締めを行う。
強く締めすぎると破損する恐れがありますのでご注意ください。
ハンドルを回しながら、基礎天端に微調整する。
バイブレーターで高さを調整しながら打設。
凝固時の沈下対策の為、微調整ハンドルより、やや上面まで生コンを打設する。
凝固時の沈下対策の為、基礎天端よりやや上面に表面張力を利用して流込する。
凝固時ポインター上面の飛び出しが気になる場合は、ボードヤスリ等で削ってください。
混入物別コンクリ-ト
圧縮強度比較試験報告書
レベルポインターごと住宅基礎のコンクリートに埋設して使用するため、圧縮強度比較試験を実施しました。
試験の結果、当社レベルポインターは、「混入物なし」「鉄筋のみ」の場合と同等の強度を保持することが確認できています。
試験概要
試験場所 | 建材試験センタ-西日本試験所 福岡試験室 |
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コンクリ-トの呼び方 | 普通21-15-20-N |
打込年月日 | 平成26年9月9日 |
スランプ | 16.0cm |
空気量 | 4.2% |
養生方法 | 水中標準養生 |
試験体寸法 | 直径150mm×高さ300mm |
試験体
打込み完了
圧縮強度試験直前の試験体
圧縮強度試験中
7日目圧縮強度試験結果
(平成26年9月16日)
試験体① | 試験体② | 試験体③ | 平均 | |
---|---|---|---|---|
(A)混入物無し | 16.5 | 15.7 | 15.4 | 15.9 |
(B)混入物有り (鉄筋のみ) |
15.2 | 15.3 | 15.6 | 15.4 |
(C)混入物有り (鉄筋+レベルポインター) |
15.3 | 15.2 | 15.5 | 15.3 |
数値単位はN/mm2
28日目圧縮強度試験結果
(平成26年10月7日)
試験体① | 試験体② | 試験体③ | 平均 | |
---|---|---|---|---|
(A)混入物無し | 22.0 | 22.7 | 21.7 | 22.1 |
(B)混入物有り (鉄筋のみ) |
21.7 | 21.7 | 21.5 | 21.6 |
(C)混入物有り (鉄筋+レベルポインター) |
22.2 | 22.4 | 22.1 | 22.2 |
数値単位はN/mm2
よくある質問
これまで、よくご質問いただいた項目を掲載しております。その他、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
1棟で何本くらい使用しますか?
おおよそですが建坪25坪ほどで100本前後です。
基礎の立ち上がり部の長さや取付間隔によって変わります。
取付間隔はどのくらいですか?
500mm~600mm間隔での取付を推奨しています。
取付間隔が広すぎると、基礎の高さの精度が落ちる場合がございます。
高さの調整をするときに他社製のドライバ-は使用できますか?
他社の「天端ビス」用ドライバ-は、ご使用することはできません。
ただし、その他のドライバ-で先端形状がレベルポインタ-の羽部に掛かる構造であればご使用いただける可能性は有ります。
また、当社では他社製品の全てを確認しておりませんので、お持ちのドライバ-で実際にご確認いただき、ご使用できない場合は当社の専用ドライバーをお買い求め下さい。